【発想から特許査定まで】<その5~8>

 

 本文の末尾に、コピーして加工できるように明細書の生データ―を入れました。この明細書の例文の青い所を書きかえることで、出願文書が出来上がるという算段なのです。

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

(出願明細書の雛型)

 

【書類名】      特許願

【提出日】      平成241030

【あて先】      特許庁長官殿

【発明者】

  【住所又は居所】 神奈川県横浜市港南区〇〇

(地番は0-0-00で良い)

  【氏名】     大森 弘一郎

【特許出願人】

  【識別番号】   598008341

  【住所又は居所】 神奈川県横浜市港南区〇〇

  【氏名又は名称】 大森 弘一郎

(ここが普通は会社名になる)

  【手数料の表示】

【予納台帳番号】  000000(6桁の番号)

【納付金額】   15,000

【提出物件の目録】

【物件名】    明細書 1

【物件名】    特許請求の範囲 1

【物件名】    要約書 1

【物件名】    図面 1

 

【書類名】特許請求の範囲

【請求項1】

電柱の外周の1/2から2/3を覆う長さの矩形であり、長い辺の一方の縁には樋形状の折り返しが有り、この折り返し部を下にして電柱の下部に巻きつけることで折り返し部が樋として連通されてなる電信柱を放尿から守る包装防具であって、電柱の外周の長さの1/2から2/3を覆う長さと、30~70cmの幅を持ち、両端部にバンドを取り付ける保持機構を備えたことを特徴とする電柱の放尿防御包装具。

【請求項2】

電柱の周方向に沿うように湾曲していて巻きつけ固定がやりやすく、また樋となる折り返し部が下部にある形態であることを特徴とする請求項1に記載の電柱の放尿防御包装具。

(請求項1では、柔軟な材料も含めて材料を限定せず、保管時は平らで装着する時に曲げて巻きつけるものも含むとしました、請求項2では、電柱の外周曲面に近い内周曲面に始めから成形しているものに限定しました、耐候性も含めた材料の選択により、どちらでも選べます、貼ると言う選択肢もあるのですが、寿命を延ばそうとする電柱のため交換の便が必要だと考えて、バンドでの取り付けとしました、請求項を増やして小さい権利を多くしておく方法もあります)。

【書類名】明細書

【発明の名称】電柱の放尿防御包装具(これはクレームの言葉に揃えます)

【技術分野】

【0001】

本発明は従来の如く、電柱の根本部を無防備に露出して置くのでなく、また電柱の根本に雄犬が放尿時に忌避する形状の突起物を備えるのでもなく、雄犬が縄張り誇示の本能であるマーキングとして電柱の根本に放尿し、これが原因で電柱の根本の強度が落ち、また美観と悪臭のもとになることを防ぐことを図った、雄犬の尿を電柱のコンクリートに浸透させず、放尿された尿を次の降雨まで一時的に留めることを行う電柱の放尿防御包装具に関する。

(本発明は〇〇〇を図った〇〇〇に関する。と10行ぐらいにまとめます。普通の文章だと、関するものである。で文が終わるのですが、どうしてかこのようにして文章を締めます)

【背景技術】(従来の〇〇〇には、で文章が始まり問題点を言います)

【0002】

現在使用のコンクリート製の電柱は、従前の木材製から代わったものであり、その規格性と強度により普及している。この通常のコンクリート製電柱においては、型枠の内側に鉄筋材を入れ、これに水を加えて練られたコンクリートを流し込んで回転させながら固化させることで、中空のコンクリート電柱を製作している。

【0003】

コンクリートは、液体への濡れ性が良く、また細孔があるために、水及び尿の浸透が有り、深く浸透した酸性の尿の影響で、表層に近く存在する鉄筋材が腐食することを防ぎえない。鉄筋材は腐食により錆びると膨張し、コンクリートを中から圧力をかけて破壊し、これも電柱強度に対する悪影響となる。

【0004】

地球温暖化による異常気象の増加で、強風による電柱の倒壊が増え、また地震被害も多くなっているが、都会の電柱に於いて、倒壊は根本から起きている。その状況を図3の写真に示す。一方、ペット犬の居ない田舎での電柱は、地上1mぐらいのところから折れているのを見る。すなわち、雄犬の放尿が電柱の強度に悪影響を及ぼしていると考えられるのである。(実はこのことを統計的にデーター化することは出来なかったのですが、自信があるので断定して書きました。一方他の出願物の中に、起こり得ないと思えることの記述のあることがありますが、これに対しては出来た事実として受け止めて自分の文章に反映させるのがよいです。出来ないことの証明もまた難しいのですが、大変ではあってもそれが必要で証明できる時は否定しても良いです)また悪臭と美観の問題もある。

【0005】

これに対する対策としては、新しい電柱への早期の交換が行われている。通常は寿命50年と言われるが、状況により異なる。停電をささないという条件内での交換作業は困難を極めるため、電柱の耐久性への研究はなされている。また放尿を防ぐ方法の提案も出されている。

【0006】

特許文献1は、電柱の根本に、犬が放尿をとどまる、突起のある忌避器具を巻くものであり、その効果は認められるが、細い突起であるため、長期使用に耐えず、また犬の放尿を完全に防ぎきれず、一度着臭が起きると、その突起部本体に次の放尿を促してしまうと言う問題点が有った。

【先行技術文献(代表的な文献をあげます)

【特許文献】                                                                                        

【0007】

【特許文献1】特開2010-268791号公報

(引用する特許文献は3件ぐらいほしいところですが、ここではそれが無く1件だけです、ここで出来ていると書かれていることは、出来ているものとして対応します)

【0000】

【非特許文献】

(これは見つからないので飛ばしますが有れば【非特許文献1】がこの後に来ます)

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0008】

本発明は、電柱の存在が雄犬の尿意を促し、雄犬の縄張り表示のために本能的に放尿して、その結果電柱のコンクリート材に尿が浸透して、このために電柱内の鉄筋材が腐食して電柱の根元の強度が落ち、強風或いは地震により根本からの倒壊を起こすことを防ぐ電柱の放尿防御包装具を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

【0009】

本発明は、

(1)電柱の外周の1/2から2/3を覆う長さの矩形であり、

長い辺の一方の縁には樋形状の折り返しが有り、

この折り返し部を下にして電柱の下部に巻きつけることで、

折り返し部が樋として連通されてなる、電信柱を放尿から守る包装防具であって、

電柱の外周の長さの1/2から2/3を覆う長さと、30~70cmの幅を持ち、両端部にバンドを取り付ける保持機構を備えたことを特徴とする電柱の放尿防御包装具。

(2)電柱の周方向に沿うように湾曲して巻きつけ固定がやりやすく、

また樋となる折り返し部が下部にある形態であることを特徴とする(1)に記載の電柱の放尿防御包装具。

である。

(ここに書くことは、頭と終わり以外はクレームの内容と同じです。以下言葉を統一しながら、こうやったらうまく行くことを書きます、うまく行く理由も効果も要りません)

【0010】

本発明は、電柱の下部に、樋を下端に備えた放尿防御包装具(以下、「防御包装」という)を巻きつけるもので、その被覆範囲は、電柱の全周の1/2~2/3の範囲であり、樋に水の溜まる体積(以下、「樋体積」という)を3~30ccとし、これに固定具の取り付け部を備えた、図1を一例とする防御包装である。

【0011】

防御包装の本体と樋は一体に成形する、これは円滑な尿の流下に有用である。柔軟な樹脂材を使用して、電柱に装着する前は平らであるのも良く、また硬質な樹脂材を使って電柱に装着した時の形状を事前に作っておくのも良い。

【0012】

本発明で重要な役目を果たす樋について述べる。電柱に雄犬が放尿する1回の量は多くはない。これはマーキングのために必要な最少量を使用し、多数の箇所に放尿しようとする本能によるからである。同じ目的から、放尿位置は他の雄犬の鼻の高さを狙っていると思われる位置となる。

【0013】

放尿の量の測定は、放尿されて出来た濡れ面の大きさと同等の大きさの濡れ面(中略)

電柱への防護包装の装着は保持機構を使って通常のバンドを使い通常の方法で行えば良いので説明を略す。

               (中略します)

【0019】

この本発明の防護包装は、少量を多数回、雄犬の本能から来る防ぎきれないマーキングによる放尿を電柱本体にかけることなく、防御包装の遮蔽板が表面で受けて、それを表面に着けるとともに下の樋に流して受け、好天時には乾燥濃縮し、雨天時には希釈放出する機能を発揮するので、バンドで電柱の根本に装着することで、電柱の根本部の腐食を守ることが出来る。

【0020】

さらに適時に交換して、破損と美観を整え、電柱の耐久期間を延長することを可能とし、電力や通信の人の生活に必要なインフラ整備に役立つこととしたものである。

【発明の効果】(10行ぐらいに効果をしっかりまとます、最後の言葉は〇〇〇という効果を有する。で終わります)

【0021】

本発明は、電柱の根元の外周の犬の通行側に、雄犬により放尿される尿を受ける遮蔽板となり、なおその下の樋で下に垂れる尿を受けて留めることで、尿が電柱の表面にしみ込み、また直下の地面にしみ込んで、電柱の内部腐食を促すことを防ぐことが出来る。放尿された尿は、好天時には防護包装の表面と、樋の底部で濃縮乾燥され、降雨時に溶解希釈されて、希釈された状態で放出され流される。従って電柱への影響が無い状態で希釈された尿は下水道に誘導される。さらにまた、電柱への固定を、取り外しに便利なバンドによって行うため、長い寿命の電柱と比べると、寿命が短い防護包装の交換にも便であると言う効果を有する。

【発明を実施するための形態】(実施した内容、実施できる内容を書きます)

【0022】

以下本発明を実施例で説明する。

【実施例1】

【0023】

図1は符号1の遮蔽板に硬質或いは半硬質の樹脂を使用し、符号2の樋を全長に備えて、あふれない形状にした実施例である。この材質としては厚さ3mmのアクリル板を使用し、圧空成形法により湾曲形状に成形した。直径35cmの電柱用であり、防護包装の長さは70cm、幅は55cmである。符号3の電柱に固定する、符号4のバンドは通常のPPバンドを使用している。

【0024】

樋の深さは5mm、幅は5mmで、ここの樋体積は30ccであり、使用による観察では、少雨の時は保持し、大雨の時にあふれて、保持量としては充分であった。

【実施例2】

【0025】

図2は符号1の遮蔽板に軟質の樹脂を使用した、下部に来る端部を符号2の樋状に折り曲げただけの簡便な方法による実施例である。材質は3mm厚さの曲げ柔軟性を持った塩ビであり、加熱バーにより片端辺を折り返して、同時に符号5の伸縮溝をつけた、平らな板材であり、これを電柱に巻きつけることで、湾曲形状にして、電柱の外面になじませ、符号4のバンドで締めつけて固定する。

防護包装の長さは70cm、幅は55cmである。バンドは通常のPPバンドを使用している。

【0026】

樋の深さは10mm、幅は5mmで、ここの樋体積は3ccであり、晴天時にはこの樋内部に尿は留まり、降雨時に希釈された尿が樋の両端から流れ出る、使用による観察では、降雨時の尿が希釈された液の流出は良好であった。

【図面の簡単な説明】(添付図面が多い時はその全部について説明します)

 【0027】

【図1】電柱に取り付けた、端部が閉まった樋を持つ防護包装の図

【図2】電柱に取り付けた、端部が開放した樋を持つ防護包装の図

【図3】地震で根本から折れた電柱の写真

【産業上の利用可能性】

【0028】

本発明は、樹脂成型で安易に製造できる形状をしており、電柱に簡易に取り付けることが出来るものである。雄犬の放尿から電柱の腐食を守る遮蔽板と、放尿された尿を一時的に留める樋を持ち、降雨時に希釈して放出することが出来るため、電柱の表面への放尿の影響を防ぎ、電柱の内部腐食を未然に防ぐために電柱の寿命を延ばすものであり、電気や通信のインフラを有効安全に維持することに対し有効な手段となるものである。

【符号の説明】

【0029】

  1 防護包装の遮蔽板

  2 防護包装の樋

  3 電柱

  4 取り付けバンド

  5 伸縮溝

 

【書類名】要約書

【要約】(400字以内にまとめます)

【課題】

道路に面して建つ電柱は、雄犬のマーキング本能による放尿に常にさらされている。放尿された尿はコンクリートにしみ込み、長年を経て鉄筋材を錆びさせ、コンクリート電柱の強度劣化を引き起こす。この放尿によるコンクリート電柱への影響を防ぐことは、その影響速度が遅いために気付きにくいが、しかし着実に進行している劣化であり、これを解決することを課題とした。

【解決手段】

遮蔽板と樋とから成る防護包装を電柱に巻きつけて固定することを行う。少量の放尿が多数の雄犬により繰り返されるのに対し、遮蔽板がまず電柱への浸透を防ぎ、放尿された尿をまず樋に受ける。この尿は乾燥濃縮されて樋の中に留まり、降雨時に希釈されて地面に放出され下水道に誘導されることで、電柱の放尿被害を防ぐ。

【選択図】図1

【書類名】図面(スキャナーで読んだA4の図面がここに自動で入ってくれます)

【図1】

【図2】

【図3】

 

              (次の号へ)