【包装開発と発明の推進】

 

包装の開発のご相談をお待ちしています。推進法でお手伝いします。もし特許が生まれたら、それは貴社の専願です。どんどんお進め下さい。J-PlatPat発想法と言うのは有効です。体験のご指導を致します。発明は面白いです。 

 

包装技術の開発には、先端の有用技術を上手に取り込むことをお勧めします、例えばEBの技術、レーザー、超音波、インクジェット、新しいフィルム素材 過加熱蒸気、殺菌、クリンルーム技術、画像認識技術など、素材の進歩も早い者勝ちですが、内容品の進歩も、考えなばなりません。これらの活用は面白いです。

 一方、基礎的な技術の中にも、今活かせるものが有ります、それも考えたいです。  

 

 今は包装は先端の技術の実用化の場なのです、(展示会わくわく見聞記をご覧ください)次々に取りこんでいく世界です、その先を走りましょう。


  これからどのように展開し、その中でどのようにして先行者利益を手にしたらよいのかについて、これからご一緒に考えてみたいと思います。

 

  昔に携わった包装技術は、流通が終わって商品が使用されるまでの役目で、その流通の技術の内容次第でありようが変わってしまう、ものでした。
  はるか昔のリンゴの箱は、木箱で、子供のころチクチクするもみ殻の中に手を突っ込んでリンゴを探した記憶があります。リンゴやミカンの段ボール化をおこなったときは、ほとんどが複両面であり、手鉤に耐えねばならないとか、腰の高さから落とされるとか、こういう脅かしに対して取った対策は、今は殆んど不要になっていますね。


  その時代の周辺の環境は自ら作るものではありますが、その中にあるものの中から、永続的に生きるものが残ります。短期的に役立つものと永続性があるものとは、中々区別が難しいですが、どちらを狙うかは割り切って理解しておく必要があります。またその中での競争に勝ち抜くと言うことも。
  宿命的には「無い」ことが最良であるとする。限りなく無いに近いことを目指してやるのが包装開発ですが、無いなんて出来るわけがないと言う、その境を掴むのが開発の目指すものなのでしょう。

 

  包装の場合、それが無ければ商品が成立しないもの、さらにはその包装の中に高機能を持ったもの、包装自体が商品であるものから、単純に包んだり、まとめたり、識別させたりという目的のものまで様々あります。
  何物も変化の方向としては、機能を付加するか増やすか、または単純化、省資源化の方向があるように思いますが、いかがでしょうか、身の回りのものを時間経過で考えてみると良く解ります。

  こう言うことに役立ちそうなことをいくつか述べて見たいと思います。

 

  今日お買いになった牛乳の飲み口の隅か裏を見て下さい。たぶん、PurePackとあるかTetraPakとあると思いますが。戦後の1963年ごろ、戦中は機関銃を作っていたExCellO社が戦後の平和産業にシフトする対象に、需要の多い牛乳パックに目をつけたのは賢かったと思います。私もその技術を調べに、シカゴへ行った時のことが印象に残っています。
  海外担当重役がその時に強調したことが、立派なロータリーダイカッターや、充填機の機械のことではなくて、屋根形の容器の形状の衛生感と、飲み口に手を触らないで開けられる開封方法だったことです。当時日本の牛乳は1合のビンに入れられて宅配されていた時代です。


  そのころブランクシートの耐水性を持たすのには、ワックスが使われていて、いかに光沢の良いコートが出来るかを競っていました。また形状もアメリカンキャンの「うねの無い屋根型」の形態、シールライト社の「陸屋根」の形態のものの3社が競っていました。
  ポリエチレンが発明されてこれが食品に使えるようになったことは、実は液体容器に凄い追い風になったのです。これは偶然だと思いますが、牛乳はポリ臭を良くマスキングしてくれて、これも相性の良い結果となりました。牛乳が1リッターで売られるとは想像も出来なかった時代のことです。

  このころヨーロッパでは、テトラパックが三角形、つまり四面体の容器で牛乳を売っていました、国民の健康という命題で、国も後押ししていたのだと思いますが、これはほぼ1合、一回の飲む量です。テトラ形のテトラパックは、不便でしたし時々漏れがありましたが、これは人々に好まれてストロを使って飲まれていました。
  そのころZU-PACKと言う6面体、つまりレンガ形の容器がありました、内面に紙の断面が出ないブロックパックと言うのもありました。しかしあとの2つは消えてしまい、今は6面体をしたテトラブリックがアセプティックの機能を活かして全盛です。テトラブリックは注ぎ口を開けるのに始めは鋏が必要でしたし、持つのに不安な軟らかさでしたが、積載機能とアセプティック機能が優れていた故に、消費者がこれについて行った結果だと思います。
  

  一方、1リッター容器の方は、ピュパックだけが生き残り、その後容器の形の特許が切れて、各社の参入があり、ピュアパック本体はシェア―を縮めていますが、屋根型の容器形態だけは基本形態として残っています。ピュアパックを源とする、屋根形の容器は全盛です。
  世の中のニーズと環境問題の中で、レンガ型と屋根形とが生き残ったことは、充填機械の性能もあるでしょうが、容器の基本性能が命運を分けたのでしょう。
  これからどうなるでしょうか、次はPETボトルがどうなるかです。人々は液体容器に硬さを要求しなくなっている。牛乳にPETが使えることになりましたが、この行く先も注目です。単純なことですが、牛乳を入れたあとのPETボトルの内面汚れは気になります。
  さてこれから何が容器の未来を決めて行くでしょうか。消費者の習慣、人間のニーズが変わっていることをどう読むのか、これからの液体包装の世界も平穏ではないでしょう。
  鍵はチルドとアセプのような、エネルギー問題、環境問題から来るような気がするのですが。アセプに関する面白い方策を一つ考えて出願しました、こちらの7ページ目の書きました。未だ未だ新しい方法があり得ます。

 

  技術の開発はどのようにあれば成功するのか、いろんなことを考えるヒントがここにあります。

 

【包装の開発】(2)

  次は自分の経験を書きたいと思います。
(まず「発想から特許査定まで」をご覧ください。