【J-PlatPat発想法】

 

「J-PlatPat発想法」(特許図書館発想法)と名付けました。

特許庁のIPDLがなくなって変わったのでそれに合わせての改名です。

 

  特許庁に管理されている3000万件の特許資料を全部利用して、自分の発想の役に立てようと言う、欲張った手法です。

  これは「発想から特許査定まで」とう連載を書きつつJ-PlatPatを利用しているうちに、次第にまとまり、ブレーンストーミングKJ法のような発想法では届かない所を補完することに気付いて、技術開発の発想法として提案するものです。未完成ですがすでに活用できるのでご紹介します。ご活用下さい。

 

  体験を通して言えることですが、これは非常に有効です。開発者の皆さまにぜひ体験して頂きたいと思っています。ここに書いたことを参考にしておやり頂いても結構です。キーワードの選び方や使い方にコツがあり、文章では書ききれない部分が有りますので、そこは工夫して頂きたいと思います。じかにお教えすることもいたします。

  お互いがオープンであれる方たちにパソコン持参で集まって頂き(10人以内)、Wifiを使って、それぞれのパソコンをJ-PlatPatにつなぎ、実地体験をして頂くという、開発と発想を推進する講座もやります。(日本包装コンサルタント協会の出前講座、その他)

 

  J-PlatPatには私たちにとって無限のヒントがあります。これを見る我々の心は、特許庁という権威のお陰か意外に批判的になりません。素直に心に入ってくれるのです、つまりこれが心のバリアーを通りぬけるきっかけになり、穴が開くと次々にヒントが入りこむ、そういうもののようです。

 

 理屈はこういうことですが、まずやってみましょう。

 

  私が平素集めている展示会情報も、もしかすると役立つかも知れません。「展示会わくわく見聞記」をクリックして見て下さい。私の場合は展示会で好奇心が充分に満たされます。その他過去の包装から派生した技術経験や、山、自然、写真による観察、小型機を通した危機対策訓練も何か役立っているでしょう。

 

  J-PlatPatはそれぞれの人の心の中にあるものを触発して必要な形で出してくれます。そもそもIPDLは宝庫です。先願調査や抵触調査の時のようなピンポイントを探しだすような作業とは全く逆の作業をやるのです。

  ここで提案する以外の利用法も有るかも知れません、これが色んな利用法への導入になればそれも素晴らしいことです。

 

J-PlatPat発想法」について

 

――発明を促進するために特許電子図書館から発想する方法――

 J-PlatPatというのは、私たちが自由に検索できる特許電子図書館のことです。特許庁が管理しているというと、ちょっと物々しいのですが、そこには8400万件の技術情報がしまわれていると言われ、それをいつでも簡単に開けてみることが出来るのです。これを使わないのはもったいないーー。

 開け方に慣れて付き合ってみると、素晴らしい友達です。

 そのIPDLを勝手に発想法の名前に貰い、IPDL発想法としました。

 どういうわけか、私は新しいものを考えるのが好きで、また「熱心に努力するのも良いけれど、楽しく好んでやる方がもっと良いのだよ」という孔子の教えが大好きでそのようにしています。
 そんなわけで、企業人の時は楽しんで300件ぐらい出願をしました、その時は出願にかかるお金を心配する必要が無く、やれば即ち成果のストックになると言う環境であったことも幸いしたと思われます。
 技術士として独立してからは、弁理士に払うお金が無いという条件の中で、必然的に四苦八苦して自分で書きました。出した出願は20件少々です。弁理士の助けがありませんから、はじめは見よう見まねの自己流です。明細書の文章の書き方については指導書はありません、先願の明細書を見ていて良いと思ったものを参考書にしました。

 そのうち発明協会の良い指導者と巡り合えて、少しはまともな文章を書けるようになり、それが特許査定になるようになりました。

 

 たまたま2012年に切り餅の特許訴訟問題が起きました。その内容を知るにつけ、自分だったら発明の時にこうしたのに、という思いが生まれ、特許に勝つのに必要な特許知識を周辺の人達にもっと知ってもらいたいと言う気持ちになりました。それには自分が特許で勝った時の成功感を、多くの人にも味わってもらいたいと言う気持ちを背景にしています。
 それで、包装技術協会の機関誌の「包装技術」に「発想から特許査定まで――天の邪鬼博士の経験的開発術――」という連載を始めました。自分の経験で苦労した部分を、読者に楽しく乗り越えて頂きたいと考えたのです。4回ぐらいで書き終えるつもりで始めたのが、内容はきりがなく増えて、12回になってしまいました。

 その内容は「包装技術」の紙面で見て頂きたいし、私のホームページでもご覧になれます。http://www.zero-x.jp/patents.html を開いて下さると出ます。ここでは、これに書いたこととダブるのを避けるように、気を付けて進めたいと思います。

 この時の原稿では実際の仕事を想定して、原稿を書きながら、「発想から出願」を紙面の中で本番で行いました。ここで当然出願の前にはIPDLを使って、先願調査や抵触調査をやります。つまりIPDLと

の付き合いが深くなる期間を過ごしたのですが、それを通してIPDLに対する気持ちがだんだん変って来たのです。

 調査というのは、どちらかと言うと発想を阻害する作業です。ですからIPDLは「いやな奴」でありました。それがだんだん「中々賢いいい奴」に変わってきて、否定的だったのから肯定的な利用が出来るようになってきたのです。仲良くなったのです。

 昔の私は、発明をまとめて出願する前になって先願調査のためにIPDLを見ていました。IPDLから作られたパテントマップも。どうも他人の考えのフィルターがかかっているように思えて信頼しないで見る、ということではなかったかと思います。
 しかし最近になってわかったことですが、IPDLの検索を上手に使うと。素晴らしく良いことを教えてく

れます。

 昔、特許の先願チェックは、膨大な紙の資料の中から、時間をかけて手で探していました。今はその特許調査が自分の机上ですぐ出来るのです。使わない手はありません。しかしそれには一寸した抵抗があります。

 先願調査や類似調査のためにIPDLを使う場合は、もし見事にキーワードがヒットして、同一の、または近い考えが見つかったとします。この時は、つまり自分の発明が無価値であることが判るわけで、「無駄な出願をしなくて済んだよ」などと負け惜しみを言ったところで、こんな自己否定になるかもしれない用途にIPDLを熱心に使うのは、どうも気が進まないのです。ちょっと抵抗があるのです。

 

 J-PlatPat発想法は少し違います。自分が悩んでいる技術の周辺の考えがヒットするキーワードが見つかったあと、主要なキーワードの一つを消したり、違う分野のキーワードに変えてみるのです。「もの」と「機能」の内、主に「もの」が良いのですが、これを違う分野にして見るのです。

例えば、「コップ」に関する発明をしているときに、そのキーワードを「タンク」に変えて見るとか、するのです。

 そこに突然目を開かせてくれるヒントが現れることがあります。出てくるものがズバリ欲しいものでなくても、「それを受け入れる」と、それは具体的なヒントです。

 「いい奴」と思ってIPDLに向かう時、私たちは不思議に素直な気持ちになっていますから、それがヒントの受け入れに良いのかも知れません。特許庁という技術の権威に身をゆだねる気持ちが良いようです。

 

 これから書くことで、やり方を理解して頂くのも良いですし、この発想法の経験講座(出来れば出前)をやって複数の人とやって下さっても良いのです。

 発想法というのは色々あります、一番知られているのはブレインストーミングやKJ法、オズボーンのチェックリスト法やインプット・アウトプット法というのも有ります。いずれも私の愛用品ですが、共通するのは、我々が平安に過ごすために身に付けた常識の殻を時には越えさせて、違う着眼を持てるようにすることにあります。

 J-PlatPat発想法もこの基本は似ていますが、違うのは、着眼に気付くヒントの取り入れ方であり、これがより具体的でテーマに近いのだと言うことです。それが意外に役立つのです。

 ただそのまま使える答えが出てくれると言うほど親切ではありません、自分の発想を刺激し、思わぬ発想のヒントを貰うというものです。これから何件も発明が生まれれば目的達成です。

 J-PlatPat発想法は、一人でパソコンの中の特許電子情報と対話しながら、言いかえると無限に近い仲間の中から、自分の好きに仲間を選びながら、一緒に話し合いながら考えている、というようなことになります。
 そういうやり方ですが、ここではそれを一人でやる時と、複数の方で一緒に身につけるための体験をやるときを考えて見ます。

 

まず(お一人でのやり方)・少しやってみましょう

 

 J-PlatPatの開き方やキーワードの入れ方は省略します(必要な場合は前出のホームページをご覧ください)。私の場合はデスクトップにショートカットを作ってありますので、このアイコンをクリックするとJ-PlatPatの検索画面がすぐ現れます。通常の検索でIPDL検索を一度やったあと、そのままアドレスをデスクトップに残しておくと次回が便利です。

 次は、キーワード検索です。キーワードの選び方や、入れ方に多少のコツがありますが、慣れてしまえば、どうということはありません。そのやり方から述べたいと思います。

 やり方の基本は、ピンポイントの答えを得ようと必死にキーワードを探さないで、広くヒントを掴もうと、のんびりと間違ってもいい気持ちで、友達と駄弁っているような心理で進めることです。
 それから数を絞ろうとせずに、片端から見てみるのです。良いのが有ったら公開番号を控えておくか、文献単位PDF表示で出して見た時はその特許公報の中の1枚目だけをコピーしておくことをお勧めします。

 実はJ-PlatPatの中に正解は有りません、近いヒントがあります、それを生かして考えて自分の案を生みだすのです。他人の手を通さずに、自分が直接IPDLの中に入って触れるのです。もし簡単に正解が出るとしたら、それは容易に考えられると言われてしまう元になる先願ですから、これを期待してはいけないのです。

 

キーワードの使い方

 キーワードは「上位概念」から、また「もの」から順に入れて、なるべく途中途中で検索をしながら進めます,この時検索の件数を見ておきましょう、キーワードを変えた時に件数が大きく変わる時、そのキーワードは効いているのです。

キーワードを増やして内容を絞っていき、検索で出る件数がほどほどの数になったら、中味を開いてみ

て読んでみます、ここですでにヒントがあるかも知れません。次は上位概念のキーワードを外し、それに近い別の概念に変えていくのです。この時のキーワードの選び方で出てくるものは変わって来ますが、いろいろやって見れば良いです。

 面白いキーワードの組み合わせが見つかったら記録しておきます。

出て来たものをどれだけヒントとして掴めるかどうかには、平素の関心による情報吸収は全て役立っているはずですから、仕事に限らず、自分の総体験を総動員します。
 私の場合を思い返すと、山、自然、写真、飛行機、包装、加工、接着、廃液、排水、木材、繊維、段ボール、プラスチック、ラミネート、リサイクル、包装機械、カム機構、ヨーグルト、発酵、腐敗、殺菌、電子線、地形、地質、植物、動物、微生物、天候、気象、地球環境、エネルギー、Mg、海流、など、仕事と趣味と、これら何でもの経験が混然と検索する頭の中にあるのだと思います。

また展示会も技術情報を吸収するのに役に立ちます。それの追跡をしたい時のために、後で検索出来るように私は自分のホームページに入れています。開いて下さるとそれが出て来ます。http://www.zero-x.jp/shingijyutsu.html を遊びでご覧ください。

 私たちは、意識するとしないは別として、実に色んな情報と経験に接しています、それが全部役立つとお考えください。考えてみると発想で多く共通しているのは頭のanalogy機能であろうと思います。これを活発に活用する時の橋渡しに。潜在意識にある、知識や経験が役立つのだろうと思います。これに役立つ近いものを、検索が絞って見せてくれるのだと思います。

 

(やり方をグループで体験する方法)

 

 これをグループで習得する場合の方法を述べてみたいと思います。

 1、まず参加者は11人以下、これは同時に同じ画面にアクセスする機器の制限によります、Uroad Homeを2台使えば、2倍の参加が可能ですし、ADSLのコードを複数つなげる環境ならそれなりの人数が可能です。しかしお互いに打ち解けてやるには10人ぐらいまでではないでしょうか。

 2、参加者全員が、使い慣れたご自分のパソコンを使い、ADSLか無線ランで、特許庁の特許電子図書館の同じ画面につなぎます。

 3、その開き方は、特許電子図書館ガイドブックに有りますが、ここでは順にリードしながら進めます、講演者のパソコンをプロジェクターで投影し、それと同じになるように操作すれば良いのです。講演者と同じ画面を出して、一緒に考えを進めます。(この時講演者が操作の先に行かないように注意します)

 4、まず通常の模範的な使い方を、●先願調査、●類似調査、●背景技術の文献探し、をやって見ます。ポイントは、・キーワードの選び方、andとorとnotの入れ方、必要ならIPC、企業名、発明者、特許番号―――これをやって見ます。

(ここからは一人でやる時も同じになります)

 5、つぎに応用的な使い方―――これのやり方の参考書が有るのを私は知りません(多分有りません)。
やはり・キーワードの選び方、andとorとnotの入れ方ですが、このやり方が模範的検索のやり方と少し違って来ます、目的が、絞るでなく広げるだと理解すると判ります。IPC、企業名、発明者、特許番号は、初めは使いません。(ご一緒にやって見ます)

 6、見るものは、絵、言葉、件数、キーワードを変えた時の変化、その物ではなく「無いもの」を探す、隙間を探す、無い物を見る、という姿勢です。解決のヒントが何かあり「これだ」「しめた「なーんだ」と思えば掴んだです。

 7、キーワードの件数変化も参考になります、世の中の技術者の関心度を示しているからですし、件数の変化の大きさでキーワードの有効さが判るからです。

 8、本来テーマは既にあるはずです。ここでは求めたいテーマを参加者から出してもらいます、それが無い場合は、講演者が提案しますが、出来れば、今切迫しているテーマの方が、成果が出やすくて良いです。ワイワイ楽しく進めて下さい。
この場合講演者(指導者)はその技術分野に精通しているに越したことはありませんが、必ずしもその必要はないようです。どんな技術分野でも、出てくる言葉の意味は、検索する特許の文章の中にあります。また文章の中から考えるのは参加者ですから。それのリードをするのだと考えれば楽です。

 9、ここに参加する人は、もしかするとお互いが競争者であるかも知れません、初めて会う人ならお互いにそう思って当然でしょう。キーワードを自ら言ったり、出たものに反応すると言うことは、一面自分の手の内をさらけ出すことにもなります、ですから言いだせない雰囲気になることもあり得ます。その時のために、一人か二人、事前に発言者を決めておくのも有効です。

 10、ここでは講演者が、初めて聞くテーマをどこまで取り込めるかですが、その真剣勝負、ぶっつけ本番の姿勢が面白いことになります。そのやりとりを通してIPDLへの親しみを持ってもらえれば「良かった・成功}となります。

 11、メモ紙を用意します、これに書くのは、使った有効なキーワード、IPC分類、企業名、発明者名、それから気にいった役立ちそうな明細書の特許番号です。気に入ったものの特許番号を残しておくと次に開くのに便利です。色々と面白くやっていると、やり方を記録するのを忘れるもので、後で同じものにたどりつきたくても、それが出来ないことがあるからです。

 12、本番は、①取り組むテーマを考えたい時、②開発テーマを考えたい時、③開発のヒントを掴みたい時、④発想の行き詰まりを乗り越えたい時。に始めます。

 13、今考えたいことが分野です。それが包装の開封法だとすると、包装orパッケージ を最初の検索にして入ります。次にand段ボールorダンボール、次にand緩衝orクッション。ここで分野を何にするか、andとorとnotに何を入れるかにより出てくるものがずいぶん変わります。件数が1000件以下になると一覧表を見ることが出来ます、andを増やすと減ります、orを増やすと増えます。

 14、先願調査と違うことは、あまり答えの数を減らそうとしないことは言いました。数100件なら「何のその」と片端から見る姿勢をお勧めします。その見る時に色んなヒントが情報として頭に入って来るのです。

 15、当然、自分が考えていることに近いものも出て来ます、その時に「しまった、やられた」と思わず「しめた、いた」と思うのです。

 16、「しめた」と思っていると、不思議なぐらいみるみる発想が膨らみます。

 17、多くの特許の公報要約を片端から見るこつは、次文献のクリックと絵です。マウスの手が疲れたら、次文献にカーソルをおいてデスクトップのキーをたたきます。詳しく見たければ文章を読み、もっと詳しく見たければ「文献単位PDF表示」を開けて、4桁のクネクネの数字を下の  に入れて送信し、明細書の本文を出してみます。

 18、これまででヒントに会ったと思いますが、次が本番です。例えばここで「包装or パッケージ」を外してみます。件数が少なければそのまま見れば良いでしょう。多かったら、異業種の言葉を入れてみるのです、いろいろ。

 19、ここでは、その発明の「もの」に相当する言葉、なるべく上位概念の言葉から順に絞って言葉を選んで絞っていくのが良いと前述しましたが、この入れたり外したりが一つの遊びになります。IPDLの声を聞き出そうと工夫するのであり、その姿勢で出て来たものを見るのです。

 20、件数が1000件以内でないと一覧表から見ることが出来ません、ですから多すぎる時は、キーワードを考えて増やします。ここで真剣になるために、本番の素材が有効です。ダミーのテーマでも手法は試せますが、その場で成果を上げるような面白さには欠けます。

 21、ここでIPDLは、批判者でなく助言者です。呼べば答えてくれます、そういう仲間がそばに居てくれると思うと、常に安心です。またIPDLは「こんなことも出来るよ」と常に刺激を与えてくれる、そばに居るだけで脳味噌が刺激を受けていることになります。

 22、やり方をイメージして比較して見ます。

 

(従来は)的は一つ (これは)的は散らばっている
(従来は)考えを集中する (これは)考えを拡散する
(従来は)結論を絞る (これは)答えを広げる
(従来は)明細書を正確に理解する (これは)誤解があっても良い
(従来は)競争者の目で見る (これは)仲間の目で見る
(従来は)批判的に見る (これは)受け入れる
(従来は)真剣に取り組む (これは)遊び心で付き合う
(従来は)硬い (これは)軟らかい

 

 23、実を言うと、そこに一つの答えは無いのです。当たり前ですが、もしそこに一つの解があったらそれが先発明ですから役に立ちません。そんなものを欲しいと思わず。周辺をうろついて、発想に有用なヒントを掴むのだとお考えください。

 

 24、進め方の具体例


ニーズ:浅田真央のスケートをもっときれいに見たい
着眼:氷がもっと透明に輝いていたら
→スケート 氷 検索 22399件
→→and 氷 上のorの氷を外す 90件 見てみましょう
→→→and 蛍光 蓄光 検索 5件  見てみましょう
→→→→and 全面 全 検索  0件、 「しめた」
   ここで目的は達成していますが
→→→→→全面or全 検索 4件 全部が鷲羽観光開発
→→→→→→権利者を鷲羽観光開発にして見る 0件、「判った」   
蛍光と蓄光を氷板の下に埋める方法は有った、これでは輝かない、もっと良い方法がありそうだ。
その他の考えられるキーワード:発熱 熱 融 輝 氷板 透 埋 スケートを外す。

 


水素エネルギーが有望、貯蔵と輸送をもっと効率良くしたい(10月23~25日経)
→水素 貯蔵 検索 670761件
→→and  有機 検索 153681件
→→→and 高圧 検索 1135件
→→→→and  低温 検索 72件 見てみましょう 2008-285341 が良い
→→and  有機化合物にする 検索 10件
→→→→→and  吸蔵 検索 2件 上と同じものが特許4911515 に登録
→→→→→→ 水素を外してガスにして見る 7件
中を見てみましょう、考えることが有りそうです。


無菌包装を考えたい、殺菌剤は残留の危険があるので使わない、とします。
→無菌包装、アセプティック 検索 347件
→→not 殺菌剤 ガス 検索 276件
→→→andフィルム 検索 42件 中を見る
→→→→ not の中を外す 検索 52件
→→→→→and 電子線 放射線 検索 6件  中を見る
→→→→→→and無菌包装アセプティックをけして包装に 検索 314件
 これくらいだと適当な量です、中を片端から見て行きましょう

 こんな風に進めます。どのように寄り道をしてもかまいません、中をぺらぺらと見て、関心が持てたら見てみるのです。

25、①のように、考えたい分野の中で、良いものが出てくることがあります、これは「容易に新しいものを考えられる」範囲ですから、その範囲から抜け出る方法を考えるのです。入れたキーワードで検索数が0件になる場合、そのことにヒントがあります。

 26、最近見ていて気にいった公報の番号を写しておきます、例えば
2006-147442、2002-184472、2013-201955、 2006-232381、2012-206909、2005-220946、4907210 この番号を公報テキスト検索の検索項目を公開番号に変えて、検索キーワードの中に貼りつければ(200文字まで入れられます)順に出て来ます。7桁の番号は登録番号で出します。

 27、最後に一つ。このIPDL発想法は、もしかすると私の今までの発明の中で、一番世の中の役に立つ発明(出願の出来ない)になるかも知れません。共鳴して下さる方たちのいる環境をもっと生かさねば「もったいない」と思っています。ご協力ください。

                                            終わり

 

【発想法の活用】

  KJ法、BS法、SIS法、いずれが相性が良いでしょうか、いろいろ試みてみましょう、出願経験のある方を対象にして実地体験をやることを考えています。これもご要望があればやります。

 

【IPDLをどんな時に使うか・開発に生かす】包装技術から抜粋して引用

 

  今までは考えたことがない、この稿を書きながら気付いたことを、これからお話ししたいと思います。J-PlatPatは出願の時に随分役に立ちますが、今回気付いたことは、新製品を生みだす行為そのものに役立つな、ということなのです。

  その方法についてお話しますので、特許査定までの道を気楽に歩けるようになったら、ぜひやってみて下さい。言葉足らずでもどかしい内容になると思いますが、身近な遊び相手のようにIPDLと付き合って頂きたいと思います。

 

  ①出願の文書の中の、背景技術の中に入れるものを探す:当然これが第1の使い方です。「特許電子図書館」で検索して「特許電子図書館-INPIT-」を開き、検索メニューの「特許・実用新案検索」をクリックするとJ-PlatPat特許電子図書館が出ます、3公報テキスト検索をクリックして下さい。(2から入る方法もありますがここでは3からをお勧めします)公報テキスト検索の公報種別を、公開特許公報、公開実用新案公報、特許公報、実用新案公報の全部に☑を付け、検索項目選択の中で 要約+請求の範囲 を増やします。

  これにキーワードを入れて行きます、使われる言葉を上手に探すことと、andとorを上手に使い分けることです。キーワードの語彙は文学青年になったつもりで、使われそうな言葉を探し、言葉のストックを増やしておきます。入れる言葉で検索の内容がどんどん変わりますから、検索で出るものの件数と内容に合わせてキーワードとandとorを変えて行きます。

  これで出た有望な明細書のIPC分類(例えばB65D5/40)を記録しておきましょう。今までの検索で出たものは平成5年以降のものですので、もしその技術がそれ以前から関心の持たれていたものだと思ったら、また平成5年以前に何かありそうだと思ったら、そのIPC分類で②の検索をします。何か出るかも知れません。
  平成5年以前の特許はすでに権利が切れていますから、検索漏れによる侵害のリスクはほとんどありません、しかし公知例としては生きています。これの検索は通常とちょっと違うので次の②をご覧ください。
ここまで見ておけば、まず引用文献は「調べつくした」に近くなっているはずです。

  ②旧い文献を見る方法(平成5年以前のものを探す): 3の公報テキスト検索から入ります、公報種別は4つ全部に☑を入れます、次に前と同じようにキーワードを入れ、公報発行日に「:19981231」のような日付を入れます、:は、からの意味になっています。これで検索、ヒット件数が1000件以内になるようにキーワードを工夫します。
  そこで一覧表示を出し、発明の名称から近いものを探します。ここまででまず役に立ちます。
  次にその中から選んだものの、国際特許分類の[F1]の記号をメモしてください。次にメニューでIPDLに戻して5の特許分類検索を開き、分類指定のF1・Fタームに☑、資料型の4つに☑、公知日/発行日の~の後ろを希望する日付例えばS401231と入れ、先ほどメモした数字を検索式に入れます、検索実行で件数が出て来ますからリストをクリックして順にご覧ください。ここで出るのは多分番号だけ(うまくすると発明の名称も)ですから頑張って順に開いて見て下さい。
  良い文献を見つけたら、特許番号を記録しておくと良いです。番号からの検索は楽です。困ったら、特許庁J-PlatPatヘルプデスクの電話:03-6666-8801にぜひSOSしてください、親切に助けてくれます。

 

  平成5年以前の公報を登録番号(公開の時は年が頭につく)から、開く方法です。「公報テキスト検索」の画面のメニューを開き、その中の2の「特許・実用新案文献番号索引照会」をクリックします。2で出た画面の、種別の下の☑をクリックして、「出願」を「登録」に変えます(公開番号の時は公開に)、その文献番号ボックスに文献番号を入れて、照会をクリックして下さい。文献番号一覧に表が出ますから下の文献種別の☑で特許か公告かに合わせます。リストをクリックして、左上に出た文献番号をクリックすると1ページ目が出ます。そのあと、詳しく見たければ 文献単位PDF表示をクリックして、くねくねの4桁数字を下のボックスに入れて送信をクリックすると全文が出ます。

  以上が誰でもがやる基本なのですが、応用の方が面白いのでそれに入ります。

 

  ③IPC分類で探す:普通はキーワードで充分ですが、キーワードに漏れがあるかも知れないと思う時にやります。①で出たもののIPC分類を控えておき、キーワードを消してこのIPC分類で検索します、あまり細かくしないで**/00で充分です。色んな物が混ざり合いながら出て来ます、絞りたければキーワードを入れると良いです。あまり絞らず、片っ端から見ることをお勧めします。その技術分野の全体が見えて来ます、自分がその中でどの辺にいるかも。

  ④その技術分野の重要性を探る:技術にからむキーワードを一つ入れて検索し件数を見ます。別のキーワードを入れなおしたり、加えたりして件数の変化を見ていると、何がその分野での関心事かが見えてきます。
  例えば、まず包装orパッケージと入れて検索すると182592件、ダンボールor段ボールを加えると3818件、これで段ボールの位置が判ります。段ボールを消してカートンにすると1274件です。次に何を入れますか。
  ⑤やっている企業や人を知る:③で出てくる企業名を拾っていきます。発明者名も記録しておきます、どこが、誰がこの分野に熱心かが判って来ます。
  ⑥発明の流れを見る:会社か人で明細書を続けて発明の流れを見ていると、まだ公開されていないものがどんなものなのかの見当もついて来ます。
  ⑦人の分野を見ます:案外特定の人が多く出てくるものです、その目立つ人の名前だけで検索して見ると、その人が考えていることがわかります。
  ⑧目次で 次々に見ます:この時第1ページだけを見れば判ると思った時は検索にマウスのカーソルを載せておき、タッチパネルで次へ次へと。
  ⑨全文を見たい時は:この第1ページで興味を引いた時は文献単位PDF表示をクリックし下の空欄の中にクネクネの番号を写して入れて送信します。

  ⑩入れる言葉を短く:長くすると範囲が狭くなり、短くすると広くなる。例えば、切削、切断、切る、などの時に、言葉を見逃さないために、「切」とするのが良いなどです。
  ⑪マイナスも使う:米のことを調べようと、米を入れると米国も出てしまうのです。トリウムと入れるとナトリウムも出てしまいます、そこで公報テキスト検索の右の欄のNOT検索キーワードでその言葉をマイナスする指示を入れるのです、便利です。それが効いたかどうかは件数の変化で判ります。
  ⑫着想のヒントを掴む:自分が考えている、または関心のあるテーマや解決法の言葉を入れて検索し、中身を見ながら着想のヒントを掴みます。
  ⑬他人の考えていることを見て:もっと良いのを考えてやろうと「むらむら」するのを誘導します。同じ考えるなら人のやっていないテーマでと思う人はそのように、同じテーマを人と違う方法でと思う人はそのように。「あれもある」「これもすでにある」ではなく情報に負けずにそれを追い越すのです。
  ⑭要点をまとめると:言葉で検索、言葉の組み合わせで検索、図で内容を理解。図でヒントを掴む、文で権利範囲を知る、文で技術内容を知る(この時技術文献か技術参考書になっている)、件数で技術のポジションを知る、全体から開発意欲を貰う、です。

  未だ未だ活用法があると思います、何しろ過去の700万件の登録、出願件数はほぼそれの5倍ですが、それが全部机の上で目の前に出てくれるのですから、こんなに有り難いことはありません。いくらでも活用法は有るでしょう、その活用法こそが新しい発想です。

  ご自分のテーマと近い所に使いたい解決策があったとします、まずその権利範囲の外に使える方法はないかなと考えるでしょう、でもそのクレームの中が良ければそれを使えばよい(売って貰えるならば)のです、そのぶん開発研究の時間が稼げます(自分がやるのも結構時間とお金がかかるのです)。
売って貰えない場合、そのクレームの近くに解決策がありそうだったらそれを考えれば良いです。もしそのクレームの上に乗るさらに良い発明が出来たら、クロスライセンスの方法が生まれます。

  「何々すること」と言う、解決策の何々の言葉を、異業種・異技術の中で検索すると、意外にヒントがあります。もっともそれをヒントにするのは人の力ですが。
  例えば、包装の開け方を考えていたとします、キーワードは「開」とだけして検索して見て下さい、あまり多すぎたら、キーワードをand で増やしてみましょう、異分野の言葉を入れて見て下さい。それで出たものをぼんやり見ていると、何かヒントが浮かんで、今でなくても頭に入れておけば、いつか閃くでしょう。
  抜粋はここまでです、以下本文をご覧ください。7月に発行されたら転載します。