【地球環境】

 

【私たちの太陽】

 

 

  太陽と地球は兄弟なのでしょうか、親子なのでしょうか。どうも最近の話だと、同時期に生まれた兄弟のようなのですが。その偉大な太陽を知る本2冊に偶然出会い、それからその内容の虜になっています。最新画像で見る太陽(芝田一成.・他。)です。
  それを通して思ったことは、われわれの先祖が盲目的に太陽を崇拝したのとはまた違い、理解を深めてますます畏敬する。その太陽への想いを基本に未来へ引き継ぐエネルギー政策を考えねばならないのだなあ、と言うことです。

  上の図は、左に太陽、右に地球と月を置いて、関係する数値を並べたものです。

  地球と太陽の関係で言うと、地球から見る太陽の大きさは32′。この見える大きさは月とほぼ同じ、50円玉を手に持ってかざした時の穴の大きさとほぼ同じです。
  一方太陽から見た地球は、32′の1/109。太陽の大きさは直径が地球の直径(12700km)の109倍の140万kmだからです。太陽と地球の距離は1.5億km、光で8分、ジェット機の速度だと23年の距離です。
  太陽の重さは地球(5.97×1024kg)の33万倍。地球の平均密度が5.53g/cmなのに対し、1.4g/cmです。

  太陽は太陽系の全質量の99.86%と殆んどを占め、その構成は92%が水素、8%がヘリューム、その他の元素はわずか0.1%。太陽系が出来るときに、軽い元素はほとんどが太陽に吸いこまれ、重い元素が地球などに残されたのだと言います。
  我々が知る水素は軽いガス体ですが、これが引力で引き合って、平均密度1.4のガス球になっているのは、中々想像しにくいですね。
  このガス球の中心は圧力が高く、密度が160g/cmだそうです。どうやって測れるのでしょうか。そしてここの温度は1500万度。ここでは核融合反応が起きていて、この熱が太陽の表面に達するのに100万年とか1000万年とかかかっている。この数字は学者の考えによって違うらしいですが、ともかく人間の先祖が地球に現れる遥か昔に発生した熱がやっと表面に達して、ここから熱として放射されているのを、今私たちは受け取っているのです。

  この熱放射量は毎秒3.8×1026W。この放射は、太陽から宇宙全体に向けて出されており、これのほんの1億分の2(私の計算値)が地球に当ります。
  この地球に降り注ぐ光は、平米あたり1.2kw。すべての人に公平に、と言いたいのですが、赤道直下と高緯度では違ってきます。これはしょうがないですね。赤道で受けた熱は海と大気で高緯度に運ばれます。
  植物はこれを使って光合成し、動物は植物を食べて生き、海の水は年間400兆トン蒸発し、この水蒸気が雨になって落ちてきて、地上を淡水で潤します。

  さて、この与えられた有り難い環境と循環の中で、これからの数万年間、人間はどのように活動し発展したら良いのでしょうか。

  本の著者のOKが貰えましたので、太陽の素晴らしい姿と不思議をいくつかご紹介します。

 

  太陽の黒点は太陽活動の指標で、ガリレオの時代から注目されていました。その発生の位置と頻度を50年間プロットしたのが右の図で、黒点のとバタフライと言われます。11年周期で繰り返されており、これを見るとこれから活動期に入らんとしているようです。黒点で太陽の自転を知ることが出来その状況は下の図のようにねじれています。

  上左の画面の右下に、矢印で囲まれた小さい丸がありますが、これが地球の大きさです。太陽の直径は地球の109倍です。

 

  黒点の構造は上の右の図のようになっていて、黒点の中心の黒いところは温度が低く、6000度で輝く水素が、磁気の動きでこのような構造になっている。このようなことが解るのは驚きというほかありません。

 

  左は紫外線で見た太陽。下の左に巨大なプロミネンスを見ることができますし、右に見えるフレアーはループになったプロミネンスでNとSを橋わたししていてその下は黒点です。右は太陽の表面、この刷毛のようなものは、スピキュールと言われる筋状構造です、右上の写真の右下の隅にある白い枠の中にあるスケールは1万km、ほぼ地球の直径です。

  このように太陽は活動を続けていますが、その可視光の変動幅は0.1パーセントだそうで、われわれがこの太陽の恵みの中で生きていることを改めてかみしめます。

 

【地球を考える】


   46億年昔、地球はマグマと原始大気だけの世界でしたから、構成は単純でしたが、その後水(海)が出来、酸素のある空気が出来、気象が生まれ、陸が動き、生命が誕生してから、話は複雑になってきます。

  人間が生まれてからの環境に影響するもの(分野)は増える一方で、それを完全に理解するのは大変ですが、まず全体を眺めてみましょう。

  思いついた関係するテーマを、4つに分けて並べてみました。これは約2年前に作った表なのですが、その後考えても、そう違っていないようです。


                 【地球環境地図】


【宇宙と地球】 地球の時間 人の時間 宇宙 人工衛星 太陽系 宇宙 太陽 月 地球の成立 地溝帯 プレートの移動 動く大地 宇宙から見た地球 地球の変化 今の姿と変化 日本の成立ち 石灰岩 地震 マグマ 対流 地球の構造 月の存在 フォッサマグナ チベット高原 エベレスト マントル 大陸 大陸移動 チシツ海 ヒマラヤ 気候の変化  太陽活動 黒点 地磁気 地球誕生 動く大地 巨大隕石 ブラックホール 膨張 成長 無限 有限           


【海と大気】 無重力 地球の表面 潮汐 大気の循環 水の循環 酸素 氷の記憶 命の発生 上下変化 深海流 Cの吸収 海底の記録 プランクトン 珊瑚 海の熱循環 海面上昇 黒潮 南極 北極 気候変動 水循環 CO2 CH4 N20  温室効果ガス 平均15度C                    


【地球と生命】 遺伝子操作 細胞融合 ジオパーク 農作物 畑 品種改良 月と生物 絶滅 進化 共進化 種の多様性 DNA 生命 地衣 苔 草 動物 命の誕生 植物の誕生 共生 絶滅危惧種 人の発展 マンモス 人工自然 室内栽培 自然破壊 生態系 管理農業 陸上養殖 深層水 災害 新しい病 森林火災 盗伐 地下火災 河川水 地下水 氷河湖 氷河後退


【人間・成長と破壊】 ホモサピエンス 岩画 お墓 縄文 弥生 漁業 矢尻 衣服 家 武器 競争 争い 農業 歴史 金 幸不幸 欲 生活 家畜 牧畜 漁業 林業 新大陸発見 地域間利害 紛争戦争 食糧 貿易 海洋汚染    景気 通貨 保険 利己 利他 利未 カード IC エネルギー 南北問題 途上国 貧困 貧富 格差 暴力 テロ ロボット 資源 放射性廃棄物 巨大災害 巨大事故 新技術 生産 経済 消費 新しい病気 原爆 原発 空母 地下CO2貯蔵 ソーラ 電池コンデンサ 人口 平和戦争 基地 原発保険 景気 善意 贅沢浪費節約 適正消費 過剰消費 モラル良識 植林(内外) 人による温暖化 ライフスタイル 甘い辛い 楽観無責任悲観 排出 過去の積上 未来への責任 ゲームの熱狂 つけ 安全


                【宇宙の中の地球と人間】                               


136億年昔宇宙誕生、46億年前地球(太陽系)誕生、スペースシャトル 3万km/時 カシ―ニ7年で土星へ、ハヤブサとイトカワとオーストラリア砂漠
              
1天文単位(AU)=1.5憶km=太陽までの距離 光で8分

 太陽の直径140万km(地球の109倍、質量33万倍、密度160g/cm3)
水0.4 金0.7 地1 火1.5 木5.2 土9.6 天19 海30 冥40
月の直径348万km(1/4)  距離38万km 質量1/80
地球の直径12700km 面積5億km2 密度5.5
われわれは今なぜここに

植物の命は無限 人類の命も無限
未来を楽しく考える 笑いと寛容で感じる 
神秘 畏敬


             【地球環境の基礎数値】思い出し易いように


宇宙:
銀河系:
惑星の軌道:水0.4 金0.7 地1 火1.5 木5.2 土9.6 天19 海30 冥40
スペースシャトル 3万km/時、カシ―ニ7年で土星 
はやぶさ飛行:7年。イトカワの距離:3億km(電波で16分)
太陽までの距離:1.5億km(光で8分):1天文単位(AU)
太陽の直径140万km(地球の109倍)、総輻射量:3.8×1026W/cm2
質量:1.99×1030kg、地球の33万倍、平均密度1.4 中心160)
月の直径348万km(地球の1/4)
月までの距離:38万km(地球の質量の1/80)
地球の周長:4万km
地球の直径:12700km (周長÷π)、密度5.525g/cm
地球の面積:5.1億km2 (周長×直径)(体積:10,800億km3)
地球の質量:5.97×1024kg
海の面積:70.6パーセント  3.6億km2  陸地の14%が永久凍土
平均水深:3.8km→海水の量:13.7億km3(地球の体積の0.13%)
地球の水の量140京トン、淡水は2.5%、殆んど氷、0.007%使える
太陽から降り注ぐエネルギー:
海水の蒸発量:400兆トン       (淡水は3%の約5000万km3)
世界中の降水量(年間):10.7万km3、地表流と浸透3.6、蒸発7.1万km3
陸へ0.11万km3。海へ0.43万km3→1/3地表流、2/3蒸発   年間平均降雨量970mm→50万km3
海:    97.2% 135,000万km3 (137,000)  滞留時間 海    3200年
氷河:    2.15% 3,000万km3  (2,900)      氷河20~100年
地下水浅: 0.31%   430万km3  (950万km3/全部)  100~200年
地下水深: 0.31%   430万km3             深層地下水1000年
湖沼(淡水湖):0.009%  12.5万km3  12.5万km3 湖沼   50~100年
土壌:   0.005%   6.9万km3   6.5万km3 
大気中:  0.001%   1.4万km3   1.3万km3    大気   9日
河川:   0.0001%  0.14万km3   0.17万km3  河川  2~6カ月
生物圏:不明               0.06万km3 
氷河:2900万km3            
南極氷河:      2,600万km3
北極・グリンランド・高山・ヒマラヤ:300万km3
氷ゼロ理論海面:+70m  300万年前+50m  氷河期最大:-122m

我が家の水道使用:1m3/日
米1kgを作るのに必要な水は3000kg。10kg/月食として、約0.36万トン/年。
人が必要な飲み水3リッター/人日、先進国は300リッター/人日≒11万l/年
300リッター×70億人×365日=0.077万km3
0.36万トン×70億人=2.5万km3
水ビジネス2007年36兆円→2025年87兆円(経済産業省予測)



  知ったかぶりは出来ないのですが、地球環境 地球環境問題は、今後人が行う全ての物事の基本です。いくら思考を巡らせても届かないぐらいにこの問題は大きい。

  何しろ46億年の積み上げと、70億人の人の動きに支配されている問題です。人間が何をして、何が起きても地球は困りません。ただそれに合わせて変化するだけでしょう。

  欲張りな人間が地球と言う限られた空間の中で、極力公平に分け合い、無駄な消費や行動を減らして平和に生き発展し続けるにはどうしら良いか。そのようなことを時々考えます。

 

  人は人工衛星を持つことで、地球の姿を外から見ることが出来るようになりました、これはガリレオが地動説を唱えてから後に人間が変わったと同じぐらい大きいことだと思います。また情報が瞬時に世界を回ことは、全ての人が隣に居るということです。地球の表面の狭い空間は1つにつながった、地表の薄い隙間であり、これに私たちは住んでいることが判ってきました。

  

  天動説が地動説に変わったぐらい大きな思考変化への影響を持っていると信じます。私たち自身を俯瞰出来るのです。惑星探索衛星のお蔭で我々の太陽系の生い立ちが判り、月から満地球を見て自分の孤独で生命感のある姿を知る。

 

  自分たちを時間軸の中で客観視できる。地球の万物の中で俯瞰して、現在の自分が生きられるたぐい稀な幸運を思い、その偶然の幸運の中で自分たちの生命の持続条件に貢献することを考える。そんなことを考えてやっているある会の中で作った資料を上に載せました。

  ①時間軸の中での積み上げを判り易くした物、この軸にどんどん書き込んで下さい(この表は準備中ですが)。

  ②46億年の時間の軸を一つの次元として4次元的に今の自分を考えるのに役立ちます。 地球はよくぞこのような社会的な星になってくれたものだと、考えます。

 

  人間の文明が良くここまで成長してくれたな。争う強敵になる別の種はいないし、人間同士が仲良く持続的循環でやれれば未来は安泰です。自分たちの力で永い生存は可能な所にいます。出来るでしょうか。

  人は平等でなければならないとほとんどの人が考えているでしょう。ならば更にここに「未来の人」も加えて考えたらどうでしょうか。今の世代で使いすぎると後の人が困るのですが。

 

  ホモサピエンスとして我々の祖先が地上に生まれてから10万年ぐらいだと言われます。岩に絵を描き、狩りをし、お墓を持った当時の人の頭がい骨の体積は今の人間と同じぐらいだと言います。一つの種で地球の隅々にまで生息域を広げているのは、人間だけだと言います。これから何万年人は生き続けるでしょうか、生命の永続性の本能に従った行動を取れるでしょうか、その未来の人達にも公平に資源を残しておき、有害物を残さない、良い環境を残すにはどうしたらいいでしょうか。(大森弘一郎)